JTBやH.I.Sなどの旅行会社とExpediaを使ってハワイ旅行を予約した場合、約10万円くらいExpediaのほうが安く行くことができます。
旅行会社とExpediaで行く場合とのメリット/デメリットを比較してみました。
比較結果を見たらもう旅行会社で行く気がなくなるかも。
旅行会社で手配した場合に料金に含まれるもの
JTBやH.I.Sなどのハワイ旅行をツアーパッケージで予約した場合、その料金には以下が含まれています。
- 往復の航空券
- ホテルの宿泊費用
- リゾートフィー
- 日本国内空港使用料
- 現地税
- 空港、ホテル間の送迎
- 滞在期間中色々なところへ行ける無料のトロリーバス定期券
- 現地でのサポート
- 無料のバスツアー
リゾートフィーとは
リゾートフィーとは、1室あたり1日にかかるサービス料金です。
安いところで1室1日あたり16ドル、高いところで50ドル、平均すると30ドル前後かかります。
リゾートフィーは滞在中にホテルで使用する無線LANの使用料金やプールなどで使うバスタオル、室内セイフティボックス使用料、一定時間の国際電話料金やホテルによっては毎朝の朝食代が含まれたりしています。
以下はシェラトン・ワイキキのリゾートフィーで提供されるサービス内容の例です。
支払いは必ず必要であり、サービスの内容はホテルによって様々です。
現地税とは
現地税とは、渡航先の出入国税、空港使用に関わる税金です。
支払い方法は、国・空港などにより異なり、ツアーの場合は、ツアー料金に含まれており、現地で支払う必要はないことがほとんどです。
Expediaでハワイ旅行を予約した場合に含まれるもの
一方Expediaでハワイ旅行を手配した場合は、以下が料金に含まれます。
- 往復の航空券
- 日本国内空港使用料
- 現地税
- ホテルの宿泊費用
ホテル、空港間の送迎は自分で手配する必要がありますし、リゾートフィーは現地で追加で支払います。
リゾートフィーについては、Expediaで予約すると1日あたりの費用とリゾートフィーに含まれるサービスの内容が記載されています。
日本国内空港使用料と現地税についてですが、私がExpediaで予約して行ったときには別途支払いはなかったので含まれていると思います。
支払いに関する情報も記載されていませんでしたし支払い方法なども記載がありませんでした。
旅行会社のツアーで行くメリット
旅行会社のツアーで行く一番のメリットとしては、以下の3つです。
空港、ホテル間の送迎も含めた現地でのサポート
私もそうですが、ほとんどの日本人は英語がしゃべれません。
いくら日本語が通じやすいハワイと言ってもすべてのお店で通じるわけもなく、私が初めて行ったときは、思ってたより通じないという印象を持ったくらいです。
それを踏まえると、なにかトラブルが合った際や、レストランの予約などある程度英語力がないと困る状況になったときには現地での旅行会社のサポートは非常に心強いと思います。
無料のトロリーバス定期
ハワイは車社会です。車がないとほとんどどこにもいけません。
旅行会社のツアーであれば、アラモアナショッピングセンターやダイヤモンドヘッド、カハラ・モールなどに無料で行けるトロリーバスのサービスが利用できます。
徒歩で行ける範囲以外は、TheBusと呼ばれている市バスかタクシー、レンタカーやレンタバイクなどを利用する他ありませんが、ツアーであれば主要なところへは無料のトロリーバスで行くことができます。
“無料”とは書いたものの、結局はツアー料金に含まれているんですけどね。
キャンセル手続きが容易、期間によっては全額返金
予約したものの、どうしても急なできごとが発生して旅行をキャンセルせざるを得ない場合でも旅行会社に直接連絡するか、Webサイトからキャンセルができます。
旅行会社のキャンセルは非常に簡単です。
またキャンセルをした期間(出発日の何日前か)によっては、キャンセルしても支払った料金が全額返金されます。
Expediaで予約した場合のメリット
では次にExpediaでハワイ旅行を手配した場合のメリットについて説明します。
料金(旅費)が旅行会社に比べて格安
なんと行っても最大のメリットは、旅費が安いことです。
これまでの経験上、旅行会社のツアーに比べて4割から5割安いです。
例えば、以下の例を見てください。
旅行会社でシェラトン・ワイキキで5泊7日のツアーの料金ですが、安くても1人あたり307,740円です。
同じ内容のツアーをExpediaで予約してみると、1人あたりなんと192,189円です!
ただし、リゾートフィー(リゾート料金)が別途188ドル(日本円で約2万円程度)がかかるので、総額で約212,189円で、旅行会社のツアーと比べて95,551円安いことになります。
予算に合わせてホテルが自由に選べる
旅行会社のツアーの場合、選択できるホテルはかなり限定されます。
Expediaの場合であれば、Expediaから選べるホテルであればどこでも選択できるので、価格の安いホテルを選べばそれだけ旅費を安く抑えることができます。
以下は、Expediaで2名1室、大人2人(3/25~3/30、5泊7日)で航空券+ホテル込みの予約で安い順に並べた場合の例です。
もちろん安いホテルは立地的にビーチやメインの通りから遠かったりもしますが、予算に合わせた選択肢が豊富なのは大きなメリットです。
Expediaで予約して旅行会社ツアーとほぼ同じ内容にした場合どれくらい差が出るのか
先ほど旅行会社のツアーと比較してExpediaであれば、約95,000円安いという実例を出しましたが、ここで旅行会社のツアーに含まれていてExpediaに含まれていない費用を追加して更に比較してみます。
空港、ホテル間の送迎
Expediaには、空港、ホテル間の送迎はついていませんが、実際にはExpediaで予約時に送迎サービスも追加オプションとして用意されています。
実際の予約時の画面です。
“混乗送迎”とは、いわゆる乗り合いバスのことで、往復2名で6,876円です。
空港の送迎サービスについては、別の記事で紹介するH.I.S.の送迎サービスをおすすめしますが、このように有料オプションで送迎サービスを一緒に予約することもできます。

また、空港、ホテル間の送迎サービスは、日本からWebで予約できる業者が結構あるのでExpediaで予約しなくてもあとから自分で比較して選んで予約することもできます。
無料のトロリーバスの利用について
無料のトロリーバスの利用ですが、もしJTBやH.I.Sのトロリーバスを利用したいというのであれば、ツアーじゃなくてもトロリーバスの定期券だけ別途購入が可能です。
7日間、大人おひとり(12歳以上)50USドル、子供おひとり(2歳以上11歳未満)45USドル
7日間乗り放題レギュラーパスで大人(12歳以上) US$49.00(約5,580円)、子供(2~11歳) US$39.00(約4,440円)
アラモアナショッピングセンターの往復ならトロリーバスの定期は購入不要
もし、アラモアナショッピングセンターの往復くらいしかトロリーバスを利用する用途がないのであれば、わざわざトロリーバスの定期を買わなくてもJCBカードがあれば大丈夫です。
JCBカードが無料でワイキキの各ホテルとアラモアナショッピングセンター間のトロリーバス(ピンクライン)を運行しており、JCBカードを見せれば2名まで無料で利用できます。
こんな2階建てのバスがアラモアナショッピングセンターまで連れて行ってくれます。
DFSから乗ると各ホテルを回っていくので時間がかかりますので、コートヤード・バイ・マリオットホテルの前の停留所から乗るとよいです。
道路を挟んで向かいにIHOPというファミレスがあります。
JCBのトロリーバスのコースや停留所等、詳細については以下を参照してください。
JCBのトロリーバスは、JCBカードなら何でもいいので、もし持っていないなら断然おすすめなのが、楽天のJCBカードです。
なぜなら、年会費が永久無料で楽天ポイントもたまります、その上なんといってもDFSギャラリア内に楽天カード専用のラウンジがあり、様々なサービスを提供しているからです。

ウォシュレット完備とのトイレやベビーカーの貸出、荷物の預かり、PC/プリンタ利用やレストランや空港送迎の予約など、もちろんこれらは無料で提供されておりかなり便利です。
「楽天カード 特典クーポン」もあるので、もしもうすでに持っているのならぜひ一度よってみてください。
JCBカードを持っていないのであれば、楽天JCBカードが一番おすすめです。
現地でのサポートについて
Expediaと旅行会社での大きな違いである現地でのサポートについてですが、これもJCBカードを持っていれば解決できるかもしれません。
JCBもワイキキにラウンジを持っており様々なサービスを提供しています。

またJCBでは、24時間電話でのヘルプデスクサービスを提供しています。
クレジットカードの紛失・盗難のお問い合わせはもちろん、海外旅行中の万が一の事故や緊急トラブル時に電話で相談できるサービスです。ケガや病気の際の病院案内のほか、パスポートの紛失・盗難など、海外での不慮の事故やトラブルに日本語・英語でサポートします(24時間・年中無休)。
詳しくは、ホームページを見ていただきたいのですが、主に以下のようなサービスを提供しています。
- 現地医師、病院の案内
- クレジットカード、パスポートの紛失・盗難時の手続きのご案内
- 事故・トラブル時の現地警察・医療機関・保険会社等への手続きのご案内
- 上記に類する緊急時の通訳サポート(英語⇔日本語のみ)など
- その他緊急時のお問い合わせ案内

先に紹介した楽天カードラウンジやJCBのラウンジ、ヘルプデスクサービスを活用すれば旅行会社の現地でのサポートとほぼ同等のサポートが受けられると思います。
Expediaのキャンセル時の対応について
もし何かしら都合が悪くなってExpediaでの予約をキャンセルしなければならなくなった場合どうなるか?についてですが、実際のところ私もキャンセルしたことがないのでわからないです。
ネットで調べる限り、キャンセルできて全額返金された例や返金されなかった例なども有り、正確な情報が得られていません。
旅行会社のツアーと違ってキャンセルについては、ホテルや航空会社などの規定や予約時にキャンセル対応しているホテルかどうかなどによって結果が異なるようです。
Expediaの予約時に予約するホテルや航空会社の規定をきちんと確認しておくことが重要です。
Expediaで予約してハワイ旅行に行く場合の唯一のデメリットと言えます。
実際の金額差は?
だいぶ長くなってしまったので少しまとめますが、まず旅行会社のツアー金額が諸々含めて1人あたり307,740円、Expediaが192,189円。
Expediaの料金に現地で払うリゾートフィー188ドル(約20,000円/1室、5泊分)、空港、ホテル間の送迎サービス料約3,500円、JTBトロリーバスの定期券50ドル(約6,000円)を加算します。
ただし、リゾートフィーは1室の料金なので2名で5泊した場合の半額を加算します。
結果的にExpediaでの合計は、211,689円、旅行会社のツアーに比べて96,051円割安になります。
96,000円も浮いたら滞在中の現地での食費が丸々浮く計算ですね。
上記の金額差で旅行会社のツアーとの違いといえば、現地でのサポートぐらいです。
それも先程書いたように楽天カードやJCBカードのラウンジやコールセンターを活用することでカバーできると私は思います。
この記事のまとめ
だいぶ長くなってしまいましたが、JTBやH.I.Sなどの旅行会社のツアーでハワイ旅行にいくのとExpediaで予約して行く場合とでどれくらい金額差がでるのか、またメリット、デメリットについて書きました。
結論的に言えば、Expediaで予約したほうが空港、ホテル間の送迎やトロリーバスの利用を追加したとしても約96,000円安くハワイに行けることになります。
この96,000円をどうみるかですが、最悪キャンセルで全額戻らないという事態を回避するための保険くらいにしかならない気がします。
またExpedia自体キャンセルができないかというとそうでもないので保険にするなってないかもしれません。
まずは、一度Expediaでハワイ旅行を検索して金額をその目で見てみてください。
すごく長い記事になってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました、マハロー!
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